喫茶訪問:町家猫喫茶 うたねこ堂
今回の「連載 喫茶訪問」は、京都にある「町家猫喫茶 うたねこ堂」。
猫の看板を横目に石畳が続く路地裏へ入っていくと、おうちのような可愛いロゴが入ったのれんが見えます。
「こんにちは~」
どこからともなく降ってきた声は、うたねこ堂の山田さん。
2階の窓から猫達と一緒に笑顔でこちらを見ています。
早速入ってみましょう!
1階の喫茶スペース
のれんをくぐると、そこには大正ロマンを感じる空間が広がっています。
築100年を超える町家を改装した建物なんだとか。
よく見ると猫をモチーフにした小物があちこちに置いてあります。
山田さん「猫が好きで、どうしたらずっと一緒にいられるかな?と考えて、辿り着いたのが猫カフェなんです。」
山田さんの猫への愛を感じる品々。
さりげないものが多いので、ぜひ探してみてください♪
名物にゃんこクリームソーダ
こちらの喫茶の名物は、なんといっても「にゃんこクリームソーダ」!!
猫のお顔がついた、なんとも可愛いクリームソーダです。
こちらのメニューにアデリアレトロの台付きグラスを使ってくださっています。
カウンターに箱まで飾ってくださっていました。
筆者「なぜアデリアレトロのグラスを使ってくださっているのですか?」
山田さん「”大正ロマン”や”昭和レトロ”で検索していた時にネットで知ったのがきっかけです。クリームソーダのシロップの色に合わせて使うのにぴったりだなと。以前は無地のグラスたったのですが、アデリアレトロに変えてから若い女性のお客さんが増えました。」
筆者「それはよかったです!ありがとうございます。アデリアレトロより猫の可愛さの力の方が強そうですが(笑)」
山田さん「実は昔はクリームソーダの猫の顔のパーツの配置があんまり可愛くなかったんです(笑)改良を重ね今の表情になりました。」
筆者「アイスでできた猫の頭がちょっと前のめりになっているのも可愛いですね。」
山田さん「それも狙っています♪」
撮影のために色とりどりのクリームソーダをお願いしました。
個体差が出そうなものですが、どの子もお顔が可愛い♡
京都らしい和紙のコースターまで色合わせされています。
撮影していると、看板猫の金太郎くんがクリームソーダと同じ顔をしてくれました。(色も似てる…)
記念撮影も終わったところで、野ばなの台付きグラスに入った緑のクリームソーダをいただきます。
筆者「お顔を食べる時の罪悪感がすごい…(笑)アイスが濃厚でとても美味しいです。おひげはそうめんで表現されているとのことですが、パリパリのチョコレートみたい!食感のアクセントにもなっていていいですね。」
1階の喫茶スペースでおなかを満たしたら、2階の猫カフェスペースでまったり過ごします。
黒猫のうた店長
2階へ向かう前に、手と足を消毒します。
靴下とスリッパを履いて、いざ猫カフェスペースへ!
こちらも町家らしい木のぬくもりが感じられる空間です。
山田さん「黒い子がうたねこ堂店長、うたです。」
山田さん「店名もなのですが、日本最古の愛猫日記と言われている「寛平御記」(かんぴょうぎょき)を書いた、平安時代の第59代天皇、宇多(うだ)天皇のお名前からいただきました。宇多天皇の可愛がっていらした愛猫は黒猫だったので、この子にも”うた”という名前をつけました。」
筆者「うた店長~!山田さんが店長ではないのですね。」
山田さん「私は猫たちのお母さんです(笑)」
黒猫の店長なんて可愛らしいですね。
お名前も京都御所近くならではの由来で素敵です。
2階の猫カフェスペース
この日はうた店長含め6匹の猫たちがお出迎え。
ごはんタイムを披露してくださいました。(出会えたらラッキー)
猫カフェスペースを利用すると、猫のおやつが付いてきます。
おやつを手に持つと、一躍人気者に…!
ねこじゃらしなどのおもちゃもご用意されているので、猫たちと楽しいひとときを過ごすことができました。
猫と京都とクリームソーダ
ここはまさに、猫好きの楽園!なのですが、それだけではない多彩な魅力あふれる「町家猫喫茶 うたねこ堂」。
猫好きにも、京都好きにも、クリームソーダ好きにも、(アデリアレトロ好きにも)、ぜひ一度足を運んでいただきたい喫茶店でした。
店舗情報
◆店名
町家猫喫茶 うたねこ堂
◆営業時間不定休。
Instagramのハイライトに営業カレンダーを掲載していますので、ご覧ください。
猫カフェ利用は、営業終了の2時間前まで。
喫茶利用は、営業終了の1時間前まで。
◆住所
〒604-0914 京都市中京区新烏丸通二条上る橘柳町155-4 ねこの路地 Roji-155内
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